花き研究所

花き病害図鑑

葉腐病(ハグサレビョウ)

Leaf and Stem Blight(糸状菌)

植物名: ニチニチソウ キョウチクトウ科 Catharanthus roseus
病原菌: Rhizoctonia solani 菌糸融合群AG-4 培養型IIIA
病徴写真

葉の症状

発病の様子

くもの巣状の菌糸

根の褐変は少ない。

地上部の症状。この株ではやや乾腐気味。
病原菌写真

PDA培地での病原菌の様子(表)

PDA培地での病原菌の様子(裏)
病徴:

茎葉に発生する。暗灰色水浸状の病斑が急速に拡大し,株全体が葉腐れ症状を呈し,坪枯れを引きおこす。湿度が高いと病斑上にくもの巣状の菌糸が肉眼で観察できる。

発生時期:

6月~10月

発生場所:

露地

防除法:

被害残渣の除去。密植を避ける。

文献:

小野 剛ら:関東東山病害虫研究会報56:75-78(2009)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

小野 剛(東京都農林総合研究センター)

記載日: 2012年8月2日

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