花き研究所

花き病害図鑑

白絹病(シラキヌビョウ)

Southern blight(糸状菌)

植物名: ノアザミ(アザミ、ドイツアザミ) キク科 Cirsium japonicum
病原菌: Sclerotium rolfsii
病徴写真

地上部は萎凋・枯死寸前。地面に本菌の菌糸と形成途上の菌核(まだ白い)が見える。

接種による病徴の再現。

地面上に形成途上の菌核がある。
病原菌写真

かすがい結合がみられる菌糸。
病徴:

はじめ地際部の茎葉が褐変し、その後地上部は萎凋し、立枯れる。病斑部にははじめ白色の菌糸がまとわりつく。その後粟粒状の球形の菌核が多数形成される。

発生時期:

夏期

備考:

病名目録未掲載

文献:

井智史ら:関西病虫研報42:47-48,2000

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章(花き研)

記載日: 2012年5月2日

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