花き研究所

花き病害図鑑

灰色かび病(ハイイロカビビョウ)

gray mold(糸状菌)

植物名: ラナンキュラス(キンポウゲ類、ハナキンポウゲ) キンポウゲ科 Ranunculus spp.
病原菌: Botrytis cinerea
病徴写真

灰褐色のかびが密生している状態。葉にも発生。

花弁に発生した本病
病徴:

花、葉、茎いずれでも発生。はじめ不整形で水浸状の斑点が葉や茎また花弁に発生。やがて病斑は褐色になり乾腐状態となり枯れあがる。湿潤条件下では灰褐色のベルベット状のかびが患部に発生する。

発生時期:

3月

発生場所:

香川県

備考:

Ranunculus asiaticusで発生。

文献:

道立中央農試:北海道における農作物および鑑賞植物の病害誌:674, 1998 ,  Tomioka, K. et al.: Ann. Phytopath. Soc. Jpn. 65(6):620, 1999

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章(花き研究所)

記載日: 2012年5月2日

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