花き研究所

花き病害図鑑

花腐菌核病(ハナグサレキンカクビョウ)

Sclerotial flower blight(糸状菌)

植物名: リンドウ リンドウ科 Gentiana scabra
病原菌: Ciborinia sp.
病徴写真

花における水浸状の褐変

花腐れ症状となり、菌核を形成する。

花における水浸状の褐変

花における水浸状の褐変

花における水浸状の褐変
病徴:

花に発生する。はじめ花弁に水浸状の小斑点が現れる。病斑は花色が紫の品種では赤紫になる。病勢が進むと花全体が軟化腐敗する。やがて枯死した花蕾や茎の表皮下に黒色、偏平の菌核を形成する。

発生時期:

10月

発生場所:

露地

文献:

今村昭二ら:日植病報 40(3):187, 1974 ,  梶 和彦ら:日植病報 56(3):382, 1990

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

菅原敬(山形県庄内産地研究室)

記載日: 2012年4月23日

研究センター