花き研究所

花き病害図鑑

褐斑病(カッパンビョウ)

Brown leaf spot(糸状菌)

植物名: リンドウ リンドウ科 Gentiana scabra
病原菌: Mycochaetophora sp.
病徴写真

白色小病斑

大小の病斑の発生した葉

周囲不整形の病斑
病徴:

葉に灰白色、不整形の小斑点が発生し、次第に発達して数ミリメートル大の淡褐色病斑となる。下位葉から発生が始まり、次第に上位葉へ進展する。

発生時期:

発生場所:

露地

防除法:

発病は品種間差があり、エゾリンドウ系の品種で発生しやすい。通常、7月~8月に発生が顕著になる。潜伏期間が長いため、発生期より2~3週間前から防除 を行う。降雨の多い時期や多湿なほ場で多発生しやすいので、排水に努め、密植を避ける。また、罹病残渣はほ場外で処分する。

備考:

病原菌の分類学的所属については検討を要するとされる。

文献:

粕山新二・出射 立:日植病報53(3):377(1987) ,  仲谷房治・高橋 哲:北日本病虫研報42:66-68(1991)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

杉山悟(フラワーセあおもり)

記載日: 2008年11月17日

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