Bacterial brown rot(細菌)
植物名: | シンビジウム(カンラン、キンリョウヘン、シュンラン、スルガラン) ラン科 Cymbidium spp. 及び種間雑種 | ||
---|---|---|---|
病原菌: | Burkholderia gladioli pv. gladioli | ||
病徴写真 | |||
|
|||
病徴: | 葉およびバルブに発生する。葉先や葉縁に褐色不整形斑が形成される。斑点は葉脈を沿って拡大し、黒褐色の病斑となる。ついには葉全体が腐敗枯死する。病斑がバルブに及ぶとバルブも腐敗する。本病は幼苗株での発生が主体であるが、好適発病環境下では成株でも発生する。 |
||
発生時期: | 施設栽培および露地栽培 |
||
防除法: | 病斑がバルブに及び重傷株は施設外に持ち出し焼却処分するが、病斑が葉先に発生している軽傷株の場合は、罹病葉を切除する。生育環境を湿度80%以下、多肥栽培にしないことが発病を抑制するとの報告がある。 |
||
備考: | シンビジウムで発生。 |
||
文献: | 木嶋利男ら: 日植病報 49 (1):129, 1983. 木嶋利男、峰岸長利: 栃木農試研報29, 75-86, 1983. |
||
外部サイト: | |||
記述者: | 市川和規(山梨県総合理工学研究機構) |
||
記載日: | 2011年9月8日 |