花き研究所

花き病害図鑑

斑葉病(han'yo-byo)

Leaf blotch(糸状菌)

植物名: シャクヤク(芍薬) キンポウゲ科 Paeonia lactifflora
病原菌: Cladosporium paeoniae
病徴写真

葉に褐色の大型病斑が形成される。病斑内には輪紋が見える場合がある。

花柄に形成された病斑
病原菌写真

PSA培地上での菌叢、暗緑色。

病原菌の分生子

病原菌の分生子柄と分生子
病徴:

葉や葉柄、花柄などに比較的大型の褐色病斑を形成する。病斑内には輪紋が見えることがある。葉柄や花柄などでは黒色ぽい病斑となり、境界部は紫色かかる。病斑が葉柄を取り囲むとその先は枯死する。

発生場所:

露地

備考:

ボタンすすかび病菌と同一病原菌。

文献:

南部信方:病虫雑 1(2):239, 1914(大3) ,  鶴田章逸:病虫雑 3(12):955, 1916(大5)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章

記載日: 2011年9月12日

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