花き研究所

花き病害図鑑

灰色かび病(ハイイロカビビョウ)

(糸状菌)

植物名: シュッコンカスミソウ(コゴメナデシコ) ナデシコ科 Gypsophila paniculata
病原菌: Botrytis cinerea
病徴:

花こう、花に発生しやすい。はじめ水侵状、褐変腐敗し、その後病はん上に灰色のカビを生じる。開花が不揃いであると、咲き終わりの花に発生しやすい。

発生時期:

低温、過湿の状態が続くと発生する。

発生場所:

施設

防除法:

過湿を避ける。施設内が夕方にモヤがかかり、早朝に水滴がビニールから落ちるような条件下で多発しやすい。かん水に注意する。根張りを十分にさせ、開花期にはほとんどかん水をしないでもよいような土壌管理と水管理を行う。

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

植松清次(千葉県暖地園研環境研)

記載日: 2008年11月15日

研究センター