Gray mold(糸状菌)
植物名: | スターチス(リモ二ウム) イソマツ科 Limonium spp. | ||||||||||
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病原菌: | Botrytis cinerea | ||||||||||
病徴写真 | |||||||||||
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病原菌写真 | |||||||||||
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病徴: | 茎葉および花に発生する。花では水浸状、灰白色~あめ色の小斑点を生じ、やがて拡大して花全体に広がる。 花茎では罹病部が褐色に細くくびれ、上部が乾 燥、枯死する。葉では下葉が地面に接したり、老化葉が重なり合ったところから発病することが多く、暗緑色、水浸状の病斑を生じ、乾燥すると褐色になる。病 斑が茎を取り巻くと罹病部より上部は萎凋、枯死する。しばしば患部に灰褐色の分生子を生じる。 |
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発生時期: | 5~7月、10~11月 |
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発生場所: | 施設 |
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防除法: | 過湿を避ける。施設内が夕方モヤがかかり、早朝に水滴がビニールから落ちるような条件で多発しやすい。かん水に注意し、ほ場全面にマルチして、過湿条件が 続く時期は加温を行って湿度を下げる。また下葉に発生しやすいので、過繁茂を避けて、下葉を摘除する。過剰な施肥は過繁茂になりやすいので避ける。 |
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文献: | 森田 儔ら:関東病虫研報 32:151, 1985 , 鍵渡徳次:東京農大農学集報 31(4):310, 1987 |
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外部サイト: | |||||||||||
記述者: | 菅原敬(山形県庄内産地研究室),植松清次(千葉県暖地園研環境研) |
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記載日: | 2012年2月9日 |