花き研究所

花き病害図鑑

葉脈黄化病(ヨウミャクオウカビョウ)

(ウイルス)

植物名: スイカズラ(ニンドウ、ハニーサックル) スイカズラ Lonicera japonica
病原菌: Tobacco leaf curl Japan virus
病徴写真

葉脈の黄化症状

葉の葉脈が黄化するのでかなり離れたところからも目立つ。別株のスイカズラの葉は黄化していない。
病徴:

葉とくに新葉を中心に葉の葉脈が黄化する。

発生時期:

生育期

発生場所:

野原

備考:

ジェミニウイルスの一種、タバコ巻葉病ウイルスの感染による。スイカズラコナジラミ(Bemisia lonicerae)により伝搬される。TbLCV は世界各地から類縁のウイルスが発見され,それらを区別するため発見地名を追加することになった。よって旧Tobacco leaf curl virusはTobacco leaf curl Japan virusと改名された。

文献:

尾崎武司ら,日植病報45:62-69,1979 Ogawa, T. et al.:Virus Res. 137:235, 2008 ,  Sharma,A. et al 日植病報63,298-303,1997

記述者:

築尾嘉章(花き研)

記載日: 2012年7月19日

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