花き研究所

花き病害図鑑

モザイク病(モザイクビョウ)

Mosaic(ウイルス)

植物名: トルコギキョウ(ユーストマ) リンドウ科 Eustoma grandiflorum
病原菌: Bean yellow mosaic virus,Broad bean wilt virus#,Youcai mosaic virus
病徴写真

BBWVによる葉のラインパターン

BBWVによる萎縮症状

アザミ葉状の特徴ある病徴
病徴:

葉にアザミ葉状の特徴あるラインパターンを生じ、生育が抑制される。

発生時期:

施設

発生場所:

生育期

防除法:

1.アブラムシ類によって媒介されるので、これらの防除を徹底する。
2.施設開口部には防虫ネットを展帳し、媒介虫の侵入を防止する。
3.シルバーマルチ など光反射資材で媒介虫の飛来を抑制する。
4.管理器具の消毒。
5.発病株の早急な撤去。
6.感染が疑われる株は管理作業を最後に行う。

備考:

3種類のウイルスが報告されているが、BBWVによるものが多い。アブラムシ類によって伝搬される。

文献:

BYMV:竹内繁治・古谷眞二(1992):日植病報58(4):616,竹内繁治・古谷眞二:高知農技セ研報 2:1, 1993 ,  BBWV:岩木満朗ら(1985):日植病報51(3):355 山下一夫:北日本病虫研報 41:80, 1990 YMV:山下一夫・杉山 悟:日植病報64(6)605,1998

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

杉山悟(フラワーセあおもり)、築尾嘉章(花き研究所)

記載日: 2012年2月13日

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