花き研究所

花き病害図鑑

株腐病(カブグサレビョウ)

Foriage rot(糸状菌)

植物名: トルコギキョウ(ユーストマ) リンドウ科 Eustoma grandiflorum
病原菌: Rhizoctonia solani AG2-2, AG4
病徴写真

土壌に触れた地際部の葉の病斑

典型的な病徴。地面に触れた葉に同心円状の病斑が広がる。

軽症株

重症株

小さい時に罹病すると、枯死することもある。
病原菌写真

病原菌の菌糸
病徴:

育苗中や定植直後、土に触れた葉が濃茶褐色になり、やがて株全体に広がり腐敗、枯死する。株の中心部分から褐変することもある。菌株の違いにより病徴が異なることが知られ、罹病部と健全部の境がはっきりしないものと、明瞭なものがある。

発生時期:

4~7月

防除法:

1.発病葉や発病株は早期にほ場から撤去する。
2.作後の残さなどは丁寧に処分する。
3.ほ場の排水を良好にする。
4.発生ほ場では定植前に土壌消毒を実施する。

文献:

吉松英明:日植病報 59(3)284, 1993

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

菅原敬(山形県庄内産地研究室)

記載日: 2012年2月13日

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