花き研究所

花き病害図鑑

菌核病(キンカクビョウ)

Sclerotinia rot(糸状菌)

植物名: トルコギキョウ(ユーストマ) リンドウ科 Eustoma grandiflorum
病原菌: Sclerotinia sclerotiorum
病徴写真

発病株

病斑上の白色菌糸塊
病徴:

葉、葉柄、茎などに発生する。はじめ水浸状の小さな病斑が形成され、これが急速に拡大して水浸状で灰白色の病斑となる。多湿条件下では発病部位が白色綿毛状の菌糸で覆われる。茎が侵されると上下に進展し、株全体が黒褐色となって萎凋・枯死する。被害部には白色の菌糸塊が形成され、やがてネズミ糞状の菌核に成熟する。

発生時期:

6~9月

発生場所:

施設

防除法:

トルコギキョウ株腐病に準じる。

文献:

森田 儔ら:関東病虫研報 32:151,1985

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

木口忠彦(道花野セ)

記載日: 2008年11月15日

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