花き研究所

花き病害図鑑

青枯病(アオガレビョウ)

Bacterial wilt(細菌)

植物名: ツノナス(キツネナス、フォックスフェイス、フォックスフェース) ナス科 Solanum mammosum
病原菌: Ralstonia solanacearum 3群菌、4群菌
病徴:

株全体に症状が現れる。まず上位葉が青いまま萎れる。病勢が進むと萎凋は全茎葉に及び、やがて枯死する。この場合、維管束部が褐変する。

発生時期:

高温期の発生が多い。

防除法:

1.用土の土壌消毒を励行する。
2.過潅水を避け、多湿にしない。
3.管理器具の消毒、病気が疑われる株の管理は最後に行う。
4.無病の苗を用いる。

文献:

鈴木久弥ら:関西病虫研報18:110-111,1976

記述者:

石井貴明(福岡県農業総合試験場病害虫部)

記載日: 2011年8月16日

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