花き研究所

花き病害図鑑

えそモザイク病 (エソモザイクビョウ)

Necrotic mosaic(ウイルス)

植物名: トルコギキョウ(ユーストマ) リンドウ科 Eustoma grandiflorum
病原菌: Cucumber mosaic virus(CMV)
病徴写真

えそ斑と萎縮症状

葉にえそモザイク症状を呈した株

萎縮した茎頂

葉及び茎のえそ症状

萎縮した茎頂(接種による)

枯上がり(接種による)症状

葉の病徴(接種による)
病徴:

葉、茎に白色のえそ斑、モザイク、退緑輪紋が見られる。株全体がやや黄化し、生育が抑制される。

発生時期:

8月

防除法:

1.アブラムシ類によって媒介されるので、これらの防除を徹底する。
2.施設開口部には防虫ネットを展帳し、媒介虫の侵入を防止する。
3.シルバーマルチ など光反射資材で媒介虫の飛来を抑制する。
4.管理器具の消毒。
5.発病株の早急な撤去。
6.感染が疑われる株は管理作業を最後に行う。

備考:

アブラムシ類によって伝搬される。

文献:

岩木満朗ら:日植病報 51(3):355, 1985 ,  松尾和敏・太田孝彦:日植病報58(10):113, 1992

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

菅原敬(山形県庄内産地研究室),植松清次(千葉県暖地園研環境研)

記載日: 2012年2月13日

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