果樹研究所

一押し旬の話題

2012年1月 1日

カンキツ「ぷちまる」「天草」

昨年は未曽有をの大震災、原発事故に見舞われ、国内中が大変な年でしたが、今年は希望に満ちた年になることを願っています。
真冬最中、今年も風邪が流行っていますが、負けずに頑張っていますか?
喉が何となくおかしいぞと思った時にはキンカンシロップをお勧めしますが、果樹研究所が育成したキンカン「ぷちまる」は優れものです。併せて、カンキツ「天草」も紹介します。

「ぷちまる」

ぷちまる

「ぷちまる」は1987年に、二倍体の「ナガミキンカン」に四倍体「ニンポウキンカン」を交配し育成した、きんかん農林1号として2002年に品種登録されました。
三倍体ですので、ほとんど種が入らないキンカンです。

果実は長球形で平均11g位です。沖縄県などの暖地やハウス栽培では20gにも達します。
果皮は濃橙色で油胞がやや大きく目立ちますが、果面は滑らかです。

皮の厚さはやや厚いのですが、果肉は橙色で、果汁の量はやや少なく、果皮の甘味が強く苦味がなく、皮ごと食べる食味は良好です。
成熟期は1月です。温暖地では家庭果樹として、花から実まで楽しめる品種です。

天草

天草

カンキツ「天草」は1982年に、「清見」に「興津早生」を交配したものに、さらに「ページ」と言うカンキツを交配し、1995年品種登録したものです。

果実の大きさは200g程度で、果皮は淡赤橙色、滑らかで美麗です。
皮はややむきにくいので、ナイフでカットしてからだと、簡単に剥けます。
果肉は橙色でウンシュウミカンよりやや淡い色をしています。

熟期は12月下旬から1月上旬で、糖度は12%程度です。

現在、愛媛県、沖縄県、大分県で、施設栽培などで増えつつあります。

名前は育成地(長崎県南島原市口之津町)から望む熊本・天草島に因んで名付けました。「清見」より減酸が早く、早期に食味良好となる美しいカンキツを育成しました。

研究センター