果樹研究所

一押し旬の話題

2012年1月15日

カンキツ「はるみ」「スイートスプリング」

新春に相応しい、美味しいカンキツを2つ紹介します。
「はるみ」と「スイー トスプリング」です。

はるみ

はるみカンキツ「はるみ」は1979年に、「清見」にポンカンを交配し、1999年品種登録されたものです。 果実の大きさは190g前後で、果皮は橙色で厚さ3~4mmで、簡単に皮が剥けます。
果肉は橙色で比較的軟らかく、じょうのう膜(袋)は薄く軟らかいので、口に残らず袋のまま食べられるのが特徴です。
成熟期は1月で、その頃の果汁糖度は普通13%程度で甘味が強く、食味が良いです。種は平均3粒程度入ります。 愛媛県、広島県、静岡県で生産されており、現在4,000トン程度の生産があります。

「清見」の良さに、さらに皮のむきやすさ、じょうのう膜の薄さを加えた食べやすい品種となっています。 一度食べたら、ファンになること請け合いです。

初春に店頭に並ぶ、「清見」の血を引く品種と言うことで、「はるみ(春見)」と名付けられました。

スイートスプリング

スイートスプリングカンキツ「スイートスプリング」は1947年に、「上田温州」にハッサクを交配し、1982年に品種登録された品種です。 果実は250g内外で、果皮は黄橙色で果面は粗く、ごつごつした感じの果実です。
剥皮はやや困難です。 果肉は橙色で、肉質はやや硬いが多汁です。
果汁の酸は少なく、糖度が比較的高いので、食味は非常に良いです。
成熟期は2月です。
減酸は早いので、果実にまだ緑が残っていても美味しく食べられます。

結構昔にデビューしましたが、現在65ha、生産量は700トン程度で、熊本、鹿児島、香川県が主産地です。

市場を通さず、産地直送販売やネット販売も多いようです。
これは一押しの中でも、さらに一押しの品種で、ぜひ食べてみて下さい。

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