蚕 種 総 論
著者:高見丈夫
発行:全国蚕種協会
(昭和44年5月31日)
目次
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T 家蚕の生殖器官 | ||
1 生殖腺の発生 2 雌の生殖器官 A 卵巣 a 幼虫 b 蛹 i 卵巣の発育および造卵数 ii 卵黄および欄間区の形成 c 蛾 |
B その他の器官 a 内部生殖器官 b 外部生殖器官 C 雌生殖器官の異常 a 正常型の個体変異 b 遺伝的な異常 c 偶発的な異常 |
3 雄の生殖器官 A 睾丸 a 睾丸の発育および精子の形成 b 無核精子及び精子の長さ B その他の器官 a 内部生殖器官 b 外部生殖器官 C 雄生殖器官の異常 |
U 原蚕飼育と造卵および蚕卵 | ||
1 体内環境と造卵および蚕卵 A 蛹重 B 卵の造成と絹物質の造成との関係 |
2 飼育環境と造卵および産卵 A 飼料 a 葉質 b 給桑量 c 葉質および給桑量と次代蚕 |
B 飼育環境 a 温湿度 b 光線その他 C 条桑育および屋外育 |
V 上蔟・種繭保護と造卵および産卵 | ||
1 上蔟・吐糸 2 卵母細胞および蛹の発育階程 3 蛹の保護 A 蛹の保護 a 保護環境と蛹期間 b 化蛹までの蔟中保護温度と蛹期間 c 発育段階別保護温度と蛹の発育 |
B 保護温度と造卵および蚕卵 a 造卵数、産卵数 b 保護温度と卵の代償 c 保護温度と卵の越年性 d 保護温度と孵化の良否 i 越年種 ii 人工孵化種 |
4 発蛾調節のための蛹の保護 A 温度管理 B 光線管理 5 蔟中および蛹の保護環境と各種の障害 A 温湿度による障害 B 炭酸ガスによる障害 |
W 採種 | ||
1 雌雄分離 A 性徴による雌雄鑑別 B 限性遺伝の利用による雌雄鑑別 C 繭重による雌雄鑑別 D 蛹の体幅による雌雄鑑別 E その他の方法 a 物理的方法 b 孵化の早晩と雌雄 2 発蛾 A 発蛾の行動 a 発蛾および脱繭 b 脱繭不能蛾 |
B 発蛾の早晩 a 発蛾の早晩と産卵 b 発蛾の早晩と化性 3 交尾 A 交尾時間 a 交尾時間と受精 b 交尾時間と産卵 B 雄蛾の使用回数 C 交尾中の管理 a 温度 b 光線 |
4 蛾の抑制 A 雌蛾の抑制 B 雄蛾の抑制 5 産卵 A 産卵中の管理 a 温度 b 光線 c 産卵不良蛾 性状 d 産卵順序および産卵状態と蚕種の B 産み着け場所 a 産み着け面の角度 b 産み着け面の性質 c バラ種台紙用糊料 |
X 化性 | ||
1 越年性の管理 A 化性の変化 a 温湿度および光線による変化 b 遺伝性 |
c その他の原因による化性変化 B 休眠 a 休眠の完成 b 休眠の解消(活性化) |
2 休眠の生理 A 抑制質 B 休眠に伴なう卵内の変化 C 休眠ホルモン(休眠要因) |
Y 蚕卵の形態、発生および生理 | ||
1 受精前の蚕卵の形態 2 発生 A 受精 B 胚の発育階程 a 前休眠期 b 休眠期 c 越冬期 |
d 臨界期 e 器官形成期 f 完成期 3 生理 A 水分 B 呼吸 a 不越年性卵 b 越年性卵 |
C 発育 a 胚の成長 b 卵重の変化 D 環境 a 温度 b 湿度 c 光線 d その他の条件 |
Z 越年蚕種の保護・取扱い | ||
1 春採り蚕種 A 蚕卵から休眠の完成まで B 休眠完成から初冬期まで C 人工温度について D 越冬期 a 単式冷蔵法 |
b 中間手入れ式冷蔵法 c 複式冷蔵法 2 初、晩秋および初冬採り蚕種 A 初、晩秋採り蚕種 B 初冬採り蚕種 |
3 蚕卵の簡易解剖法および孵化調査の注 意 A 蚕卵の簡易解剖法 a 熱湯固定による方法 b 生体解剖法 B 孵化調査の注意 |
[ 人工孵化 | ||
1 浸酸成績に影響する一般的な条件 A 蚕卵の条件 B 塩酸の条件 a 夾雑物 b 濃度の調整 c 浸酸による塩酸濃度の変化 C 塩酸液の濃度と浸漬時間との関係 D 塩酸液の温度と浸漬時間との関係 2 即時浸漬 A 加温即時浸漬 a 浸酸 |
b 浸酸前冷蔵 c 脱酸、乾燥 d 比重1.10の塩酸液による加温浸酸 B 常温即時浸酸 C 不越年種および即時浸酸種の冷蔵 a 不越年種 b 加温即時浸酸種 c 常温即時浸酸種 3 冷蔵浸酸 A 冷蔵浸酸の基本問題 B 冷蔵浸酸の施行標準 |
a 冷蔵期間40日以上の場合 b 冷蔵期間40日未満の場合 C 冷蔵浸酸種の再冷蔵 D 浸酸奏功の判定 4 浸酸および浸酸後の冷蔵による蚕種の 障害 5 随時孵化および冬掃き蚕種の浸酸 A 随時浸酸 B 冬掃き蚕種の浸酸 6 人工越冬 |
\ 催青 | ||
1 催青の準備 A 予備催青 B 催青室および催青用具の準備、消毒 C 蚕種および蟻蚕の消毒 |
2 催青条件 A 温度 B 光線 C その他の条件 催青 D 二化性種を不越年化させるための E 催青条件と眠性の変化 |
3 催青中の蚕種の冷蔵および蟻蚕の抑制 A 催青中の蚕種の冷蔵 B 蟻蚕の抑制 C 蟻蚕の2夜包み、3夜包み |
] 蚕種の調製および輸送 | ||
1 洗落し A 洗落しの時期および水温 B 比重選 C 蚕種の膠着防止 |
2 卵量と蟻量 3 蚕種の輸送 |
]T 蚕種の事故 | ||
1 事故蚕種の形態と原因 A 無着色卵 B 着色死卵 a 催青着手前の越年種にみられるもの b 越年種の催青を始めてから発現する もの c 人工孵化種にみられるもの C 淡色卵 |
D 白ハゼ卵 E 卵液の滲出 F 卵黄膜の剥離 G 点催青死卵 H 不孵化卵 I 卵殻喰破りの異常 J 再出卵 K 孵化不斉 |
L 蟻蚕の畸形 M 死蟻 2 病毒の経卵伝達 A ウイルス病の経卵伝達 B 経卵伝達の証明 C 蚕種の実際問題 D 蚕種の立場からの対策 |