作物研究所

作物見本園

アワ

「アワ」「アワ」「アワ」

英名: foxtail millet
科名: イネ科
学名: Setaria italica (L.) P. Beauv.
種類: 穀類、雑穀食用、飼料

起源

西南アジア原産で、わが国での栽培は縄文時代から行われ、穀物のなかではヒエとともに最も古い。

作物的特徴

種子繁殖作物で、温暖・乾燥地を好むが、北から南まで生態型が分化し、もち 、うるちなど品種が多く栽培地域は広い。

用途

子実は飯用、団子、菓子、あめ等に供されるほか、うるち種は小鳥の餌にも用 いられる。

生産地

わが国のアワの栽培面積は明治末期には約20万haあり、雑穀類のなかで上位を 占めていた。しかし、その後、減少の一途をたどり、現在は、かっての主産地で あった岐阜、熊本、鹿児島県等で僅かに栽培されているだけである。

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