作物研究所

作物見本園

アシタバ

アシタバ

アシタバアシタバ

英名: Ashitaba
科名: セリ科
学名: Angelica keiskei (Miq.) Koidz
種類: 野菜(食用)

起源

日本原産

作物的特徴

草丈1m前後に育つ多年草であるが、2-3年で黄色の傘形花序をつけ、その後に扁平な楕円形の果実をつける。開花結実すると枯れてしまう。冬にも緑色を保つが、寒さにやや弱い。葉は2回3出羽状複葉で、根生して大きく、鋸歯がある。茎を切ると淡い黄色の汁が出る。根は地上部に比すると太く、旺盛に伸張する。特徴的な成分としては、カルコン類(キサントアンゲロール)やクマリン類を含み、これらは抗菌作用を持つ。

用途

便秘防止や利尿・高血圧予防・強壮作用があるとされ、薬用にする。また、葉と茎を食用とする。

生産地

伊豆諸島と房総半島から紀伊半島の太平洋岸に自生する。野菜としてのアシタバの生産量は東京都が89%を占め、新興産地の茨城県が10%でこれに次ぐ。

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