作物研究所

作物見本園

ソバ

蕎麦

「ソバ」「ソバ」

英名: buckwheat
科名: タデ科
学名: Fagopyrum esculentum Moench
種類: 擬穀類(雑穀、食用)

起源

地図
中央アジア原産。わが国での栽培始めは不明であるが、722年元正天皇の詔で ソバの栽培を勧めているのが記録に残っている。

作物的特徴

虫媒による他殖性種子繁殖作物で、脱粒性が強い。冷涼な乾燥地を好み、湿地は不適である。生育期間が短いので、山間地の作物や救荒作物として古くから用 いられてきた。

用途

子実の蛋白質は消化のよいグロブリンで一般の穀類に少ないリジン、シスチン等のアミノ酸を多く含み、また、ビタミンB1、B2 も多く、最近健康食品とし ての評価が高い。ソバ殻は枕の詰物として用いられる。

生産地

世界のソバの9割以上がソ連で生産される。わが国の栽培面積は約4万haで 、北海道、青森、新潟、山形、長野、福島などが主産地である。

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