作物研究所

作物見本園

ダッタンソバ

苦蕎麦、韃靼蕎麦

ダッタンソバの花「ダッタンソバ」

英名: tartary buckwheat
科名: タデ科
学名: Fagopyrum tataricum (L.) Gaeth.
種類: 擬穀類(雑穀、食用、薬用)

起源

地図
中央アジア。

作物的特徴

普通ソバと異なり自殖性植物である。ネパール等では普通ソバより標高の高い不良環境地域で栽培されている。稔実性がよく、多収なので普通そばとの交雑が 試みられたが、まだ成功していない。

用途

食用とする。ただし、苦味があるためわが国では利用していなかった。近年、血圧降下作用等を示すとされるルチンを非常に多く含むことが知られるようになり、機能性食品として注目が高まっている。そば粉や小麦粉に混ぜて利用したり,炒ってお茶として利用されている。

生産地

シベリア、中国、モンゴル、ネパ-ル。 わが国では,北海道や東北で地域特産品としての栽培が広がっている。

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