テーブルビート
英名: table beet
科名: ヒユ科
学名: Beta vulgaris var. esculenta
種類: 工芸作物
起源
地中海沿岸
作物的特徴
- ヒユ科の二年生作物。夏の暑さや湿害に弱いことから寒冷地向けの作物。葉、葉柄、根が赤く、根は中まで赤い。この色素はアントシアニンではなく、赤紫色のベタシアニンと黄色のベタキサンチンによるものであり、主に、ベタシアニンからなる。根は大きいものでは1kgにも達するが一般的には数百gである。二年生であるため採種には越冬を要する。
用途
- 主に根を食用とし、加熱後にサラダ、煮込み料理する。ロシアのボルシチが有名。若い葉を生食サラダにも利用する。根にショ糖を含むが製糖利用はしない。テーブルビート特有の土臭さはゲオスミンという化学物質による。
生産地
- 全国的に栽培できるが、寒冷地の畑地が好ましい。世界的にはロシアの生産が多い。