キクは、わが国では明治時代後期に切り花生産が始まり、1935年頃にはすでに光周性を利用した開花調節により周年生産されていました。キクは年間20億 本を超える切り花が生産され,切り花総生産額の約3分の1を占め,わが国で最も生産量が多い切り花です。近年は、房咲き性のスプレーギクの生産も多く、花 色が多彩なことなどから洋風イメージのキクとして人気を集めていますが、今月9日は、重陽の節句。それにあわせて和風のアレンジをお届けします。
flower arrangement: H. Mogi
photo: T. Mukai