2011年 4月
富山県のチューリップ球根養成畑での「ウイルス抜き」の風景です。チューリップはウイルス病に弱く、感染すると花に色割れ現象が起こり商品価値が下がります。いったんウイルス病に感染すると病気を除去できないため、感染した植物全体を廃棄するのです。このために農家は畑でチューリップを開花させ、発病株を見つけたら球根ごと抜き取る作業を行います。時間との戦いのため、体力的にもきつい仕事ですが、汚染球根を少しでも減らすために頑張っています。
photo & script: Y. CHIKUO