花き研究所

フクジュソウ(Adonis ramosa)キンポウゲ科の多年草

2013年 2月

フクジュソウの画像 

早春の日差しの十分ある落葉樹林下でいち早く光合成を行い、開花・結実させ、夏には地上部は姿を消すspring ephemeralの一種です。旧暦の新春(今の2月頃)に開花することから、めでたい「福」と「寿」の字をあてたようです。
金属的な光沢のある黄色の花を地表近くで咲かせます。江戸時代から多数の園芸品種が作られている古典的園芸植物です。お正月に花屋さんで売られているものはハウス栽培されたものです。花芽は晩秋にできるので、その後約1ヶ月寒さにあわせて室内にとりこんでおくとお正月頃に開花します。

photo & script: Y. Chikuo

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