ツバキ(椿・海柘榴)は、ツバキ科の日本原産の常緑広葉樹で、古くから庭木として親しまれている日本を代表する花木のひとつであり、多くの園芸品種が作られています。
花が美しく利用価値(工芸品や細工物の材木、椿油等)も高いので万葉集の頃からよく知られ、美術や音楽の作品にもしばしば取り上げられています。
葉は先端が突き出す楕円形で、縁には鋸歯が並び、厚くて表面につやがあります。
開花期は冬から春にまたがり、早咲きのものは冬さなかに咲くため、「花椿」は春の季語ですが、「寒椿」「冬椿」は冬の季語になります。
photo & script: Y. Chikuo