2016年 2月
バラ科サクラ属の落葉高木です。奈良時代以前に薬木として中国から持ち帰ったものといわれ、日本の風土によく合い、平安時代に広く普及しました。日本では江戸時代に、たくさんの品種の育成・改良が行われ、現在では300種以上あると言われます。花芽は一節につき1個となるため、モモと比べると開花時の華やかな印象は薄くなります。花の観賞を目的とする「花梅(はなうめ)」と、実の採取を目的とする「実梅(みうめ)」に分けられ、花梅は「3系9性」に分類されます。
photo & script: Y. CHIKUO