ブルーベリー

ブルーベリーの紅葉
徐々に秋の色も濃くなり、紅葉前線が北から南下してきています。
日光や京都などモミジの名勝地の様子がTV報道され、ナナカマドやモミジの紅葉がきれいに映し出されていますが、ブルーベリーの紅葉も捨てたものではありません。
ブルーベリーは以前ご紹介しました様に、花は真っ白でかわいく、果実は美味しく、紅葉もきれいと、季節の移り変わりを楽しめる贅沢な果物です。
ブルーベリーは、現在、国内の生産量が2,000トン余、輸入量も2,000トン余で、国内の流通量は5,000トンくらいで、国内では、長野県、群馬県、東京都、茨城県、岩手県での生産が多く、この5県で約6割の生産がされています。
輸入品は、チリ、アメリカ、メキシコ、カナダ、ニュージーランドなどから入ってきています。
ブルーベリーの紅葉をお近くのブルーベリー園で楽しんでみてはいかがでしょうか。
カキ
前回話題にしましたカキも紅葉を楽しめる果物です。
ご存知のように、奈良県や和歌山県では、カキの葉で押し寿司を包んだ『柿の葉寿司』が有名で、カキの葉の持っている抗菌作用を利用して保存性のある食品を作っていますが、今までは緑のカキの葉一色で寿司を包んでいましたが、赤い葉が少し入っているととてもきれいです。
果樹研では「丹麗(たんれい)」、「錦秋(きんしゅう)」、「朱雀錦(すざくにしき)」と言う、紅葉のきれいなカキを品種登録しています。
これらの品種は紅葉を利用するために品種登録をしましたが、果実も普通に食べられる美味しさがあり、実も葉も楽しめる品種です。

柿の葉寿司

カキ「錦秋(きんしゅう)」
イベント
さて、果樹研究所のリンゴ研究拠点(盛岡市)では、10月19日(土曜日)に、研究所の成果などを皆様にご覧いただく機会を設けましたが、900名を超す方々にお越しいただきました。
まだ珍しい品種「もりのかがやき」の試食や数種類の品種で作ったジャムの味・香りの違いを味わっていただくとともに、研究成果についてもご理解をいただけたものと思っております。
年に1回の一般公開の行事ですが、来年も開催いたしますので、お時間をお作りになっていただければ幸いです。
つくば(本所)、カンキツ研究拠点、ブドウ・カキ研究拠点でも、公開行事があります。ホームページなどでご案内しておりますので、ご注目下さい。
また、果樹研究所では、各種のイベントを行っております。ご興味のある方はぜひともご参加ください。
近くでは、フルーツセミナー(11月21日)、西洋なしフォーラム(11月30日;果樹研後援)などがあります。
詳しくは、ホームページをご覧ください。












