外来生物による農業生態系のかく乱と被害を防止するため、次のような研究を行います。
(1) 外来植物について、生育・繁殖、植物生育阻害物質の産生、在来植物との交雑などの特性と侵入経路を調べ、生態系へのリスクを数値化します
(2) 生態系へのリスクが大きい侵入初期の外来植物について、その拡散や被害の予測を行い、まん延を防止するための対策を示します。
(3) 外来生物の農業生態系に対するリスクを管理するため、外見からは在来種との判別が難しい外来天敵昆虫や、外来種と在来種とが交雑した個体を識別できる分子マーカーなどを利用して、早期検出や監視の技術を開発します。
リサーチプロジェクト(RP)の紹介(5) 外来生物生態影響RP (情報:農業と環境 No.79 2006年11月)
研究紹介リーフレット 「外来生物の生態系影響を評価しリスクを管理する」 (PDFファイル、0.7MB)
リサーチプロジェクトリーダー:
生物多様性研究領域 上席研究員 藤井 義晴
(本RPは、2011年3月に解散しました。2011年4月以降のRP一覧)