水田と周辺の生態系に生息する生物の多様性を保全し、農業生態系の適正な管理に役立てるため、次のような研究を行います。
(1) 水田の休耕や転作、周辺植生の管理や景観構造の変化が、植物群集、チョウ類、鳥類に及ぼす影響を調査し、植生の分布と他の生物の生息との関連を解析します。
(2) ため池の管理や周辺の環境、ため池間の距離がトンボ類などの生息に及ぼす影響を調べます。
(3) 水田と周辺の環境変化が生物に及ぼす影響を予測するモデルを作り、農業活動の変化に伴う生物多様性の変動を解析・予測します。
リサーチプロジェクト(RP)の紹介(12) 水田生物多様性RP (情報:農業と環境 No.81 2007年1月)
研究紹介リーフレット 「水田とその周辺域に生息する生物相の多様性」 (PDFファイル、1.2MB)
リサーチプロジェクトリーダー:
生物多様性研究領域 上席研究員 山本 勝利
(本RPは、2011年3月に解散しました。2011年4月以降のRP一覧)