農業環境中の微量有機化合物や放射性同位物質による作物汚染のリスクを早期に検知するため、次のような研究を行います。
(1) 形態によって毒性が大きく異なる有機ヒ素化合物について、土壌中や作物中の濃度を高精度で形態別にはかる方法を開発します。また、環境中の化学物質の動態を明らかにするための簡易分析法を開発します。
(2) 作物と土壌に含まれる 137 Cs (137セシウム)、 90 Sr (90ストロンチウム) などの濃度の長期モニタリングを行い、平常時の放射能レベルを把握します。
リサーチプロジェクト(RP)の紹介(16) 化学分析・モニタリングRP (情報:農業と環境 No.86 2007年6月)
研究紹介リーフレット 「化学物質の分析法の開発と農作物の放射能長期モニタリング」 (PDFファイル、0.9MB)
リサーチプロジェクトリーダー:
土壌環境研究領域 上席研究員 木方 展治
(本RPは、2011年3月に解散しました。2011年4月以降のRP一覧)