農業環境中のカドミウムなど重金属による作物汚染のリスクを低減するため、次のような研究を行います。
(1) これらの物質がどのように農業環境に入り、土壌中でどのように動いているかを明らかにします。そして、土壌環境の違いと作物への吸収されやすさとの関係を調べて、作物吸収のリスクを総合的に評価する手法を開発します。
(2) カドミウムなどで汚染された土壌を化学的に洗浄する技術や植物を利用して汚染を修復する技術 (ファイトレメディエーション) などを開発します。これらを作物による吸収を抑制する技術と組み合わせ,汚染の程度に応じた有害元素汚染土壌管理マニュアルを提示します。
リサーチプロジェクト(RP)の紹介(4) 重金属リスク管理RP (情報:農業と環境 No.79 2006年11月)
研究紹介リーフレット 「有害重金属などで汚染された土壌のリスク調査と対策技術」 (PDFファイル、1.1MB)
リサーチプロジェクトリーダー:
土壌環境研究領域 上席研究員 荒尾 知人
(本RPは、2011年3月に解散しました。2011年4月以降のRP一覧)