情報化学物質による生物間相互作用を解明し、農業生態系の機能の維持、向上に役立てるため、次の研究を行います。
(1) 植物間について、バラ科植物等が産生する生理活性物質の作用と化学構造を明らかにします。
(2) 昆虫間について、ノメイガ類等昆虫の増殖に関わる情報化学物質を分析し、その変異を遺伝学的手法を用いて解析します。そして、昆虫個体数のモニタリング手法の改善を図ります。
(3) Burkholderia 属などの細菌グループにおいて難分解性芳香族塩素化合物などの分解遺伝子の発現を制御している物質を明らかにし、制御法の開発に役立てます。
リサーチプロジェクト(RP)の紹介(7) 情報化学物質生態機能RP (情報:農業と環境 No.79 2006年11月)
研究紹介リーフレット 「情報化学物質による生物間相互作用」 (PDFファイル、0.7MB)
リサーチプロジェクトリーダー:
生物生態機能研究領域 主任研究員 北本宏子
(本RPは、2011年3月に解散しました。2011年4月以降のRP一覧)