農業活動が畑土壌中の小動物・線虫類や微生物に及ぼす影響を明らかにし、持続的な農業生産技術の確立に役立てるため、次のような研究を行います。
(1) 畑地における農薬による土壌消毒や連作などの農業活動が、土壌中に生息する小動物・線虫類や微生物の群集構造に及ぼす影響を、土壌中の遺伝子 (eDNA) のモニタリング (PCR−DGGE法) などによって調査し、解明します。
(2) 得られた成果から、畑土壌中の生物多様性と農業活動との関連を解析し、畑土壌のもつホメオスタシス(外的変化に対し、群集構造を安定的に維持しようとする恒常性維持機能)を評価します。
リサーチプロジェクト(RP)の紹介(2) 畑土壌生物多様性RP (情報:農業と環境 No.78 2006年10月)
研究紹介リーフレット 「畑土壌中の線虫や微生物の多様性」 (PDFファイル、0.6MB)