平成２１年度 研究成果報告
木質バイオマス変換総合技術の開発
（独）森林総合研究所
京都工芸繊維大学 工芸科学研究 微生物工学分野
木質バイオマスの効率的輸送保管のための減容化技術の開発
木質バイオマスのエネルギー変換利用における原料の低コスト・高効率粉砕・乾燥技術の開発
酸素処理の適用によるアルカリ前処理の改善
アルカリ前処理木質バイオマスの糖化に適する新規な酵素系及び微生物を使った低コストエタノール変換技術の開発
セルラーゼ生産菌培養液を用いたバイオエタノール生産技術の開発
キシロースを糖源としてエタノール発酵する微生物の育種
概要
アルカリ蒸解濃度の見直し
- 170℃までの昇温、90分
- 170℃、120分のアルカリ蒸解
- アルカリ濃度4%
- 100℃の蒸気によるプレスチーミング20分
- 164℃、120分のアルカリ蒸解
- アルカリ濃度7%
- 消費エネルギー量（上記の85%）
アルカリパルプを効率的に分解する酵素生産菌
- トリコデルマ酵素のみでは固形分が残存(左)
- アスペルギルス由来酵素の併用で液化が促進(右)
酵素の繰り返し利用
- アルカリ蒸解180分、酵素漂白90分
- トリコデルマ酵素を2回繰り返し使用
- 約90%のグルコースを回収
両親媒性リグニンの添加
- 両親媒性リグニン10%添加
- 酵素回収率75%
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