品質情報解析研究室  
食品のサンプリングに関するガイダンス
 
ガイダンスの目的

サンプリング基礎

サンプリング手法
実施前のチェックリスト
理論的サンプル数
  基本事項
平均値推定の場合
比率推定の場合
 ・ サンプリング計画の評価手順
  アフラトキシン検査のサンプリング
OC曲線
OC曲線に必要な情報
OC曲線の作成
偽陽性率と偽陰性率の計算
推定精度の評価
  正規分布を用いた方法
ブートストラップ法
かび毒の計画立案
発生率と見逃し率
複数ロットの混合
報告書記載事項
 
 
参考文献

 

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食品のサンプリングに関するガイダンス > サンプリング手法

サンプリング手法

 

 方 法 サンプリング  精 度 実 施
1 次 2 次
ランダムサンプリング ランダム な し 基 準 基 本
2段サンプリング ランダム ランダム 基準以下 容 易
層別サンプリング 全 層 ランダム 基準以上 *1
集落サンプリング ランダム 全サンプル *2 *3 
系統サンプリング *4 なし *5 *6

*1 精度が要求されるとき、母集団が不均一のとき有効です。
  層内が均一、層間が不均一になるように分割して実施します。

*2 集落間の変動が小さいと基準より精度良くなり、集落間の変動が
  大きいと基準より精度悪くなります。


*3 集落間が均一、集落内が不均一になるように集落を設計します。
  うまく設計すると実施が容易になり、低コストにできます。
  例えば、タンクの深さ方向に濃度勾配がある液体の濃度の代表値
  を調べるために全ての深さの液体を抜き取ります。


*4 最初の1個又は数個のサンプルを決めた後は一定間隔で抜き取り
  ます。

*5 調査する特性値の変動がランダムならば基準と同じになります。
  特性値の変動周期が長い場合は基準よりも精度良くなります。特
  性値の変動周期と抜き取り間隔が重なると特性値の変動を過小評
  価することになります。


*6 例えばコンベヤー上を移動している製品を一定間隔で抜き取りま
  す。単純ランダムサンプリングよりも実施は容易になります。

 

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