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ゲノム研究を活用する オオムギ - イネゲノムと未来 - 未来を切り拓くお米のチカラ - 新農業展開ゲノムプロジェクト

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ゲノム研究を活用する オオムギ

日本での栽培に適したオオムギをつくる

ビールや焼酎の原料、家畜の飼料などに利用されているオオムギ。日本ではコムギほど身近に感じられませんが、それでもコムギ消費量の約三分の一の量を、国内で消費しています。

日本では主に、秋に種をまいて冬の間ゆっくりと成長させ、春に穂がみのって熟してくると、田植えの頃までに収穫を終わらせます。これは、イネの田植えの準備もありますが、収穫時のオオムギが、雨の影響で病気になったり品質が低下したりしやすいから。

もともとオオムギは、厳しい環境に対して適応するための高い能力を持っている植物。チベットのような高原や砂漠のような半乾燥地域のほか、植物が育ちにくい塩分の多い土地などでも栽培されています。

そこで現在、オオムギの遺伝子の仕組みを調べ、適切な時期に穂が出て、収穫期に雨にあっても病害が発生せず、品質も落ちない優れた品種の開発が進められています。今後の研究で、国内消費量に見合う生産ができるよう、より日本の気候・風土に適した品種が開発されることに期待が寄せられています。

オオムギを今より栽培しやすく

梅雨時期に収穫しても品質が低下しにくく、病気にも強い品種のオオムギを作るため、オオムギの遺伝子の研究が進められているんだ。栽培しやすい品種が開発されることで、オオムギの国内自給率が高まることも期待されているよ。

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