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ゲノム研究を活用する トウモロコシ - イネゲノムと未来 - 未来を切り拓くお米のチカラ - 新農業展開ゲノムプロジェクト

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ゲノム研究を活用する トウモロコシ

湿害に強いトウモロコシをつくる

「飼料用トウモロコシ」は牛のエサにするトウモロコシです。日本の食料自給率をあげるために、使われていない田んぼを畑にして栽培し、その生産を増やすことが大切です。ただ、トウモロコシは根が水に浸かってしまうと育ちにくいという弱点を持っているので、水はけが悪い田んぼの用地でもよく育つ、新しいトウモロコシが必要です。

トウモロコシとテオシント

野生のトウモロコシの仲間の「テオシント」に注目して調べたところ、湿害に強いものが見つかりました。

トウモロコシとテオシント

このテオシントは根の中に空気を通す孔(あな)を持っているため、水に浸かっても呼吸することができます。また、水に浸かった土の中で発生する有害な物質にも強いということがわかりました。

そこで現在、トウモロコシとテオシントを掛け合わせ、トウモロコシに、「湿害に強い」というテオシントの性質が受け継がれていることをDNAマーカーで確認しながら、トウモロコシを何度も掛け合わせ、トウモロコシでありながら湿害に対する強さはテオシントそのもの…という、新しい品種の誕生を目指しています。

「湿害に強い」という性質を受け継がせる!

この研究では、テオシントが持っている「湿害に強い」という性質(遺伝子)を交配によってトウモロコシに取り入れて、受け継がせていくことが重要なんだよ。

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