本文へジャンプ

ゲノムで作物をデザインする - イネゲノムと未来 - 未来を切り拓くお米のチカラ - 新農業展開ゲノムプロジェクト

文字サイズ変更
文字サイズ小
文字サイズ中
文字サイズ大

トップページ未来の作物をつくるゲノムで作物をデザインする

ゲノムで作物をデザインする

ゲノムの情報と技術で作物の未来を変える

現在までのイネとイネゲノムの研究や近い将来に現実になるイネの姿を紹介してきましたが、ここでは少し遠い未来のコトも考えてみたいと思います。

イネゲノムの研究からはイネについてのとても多くの知識や情報をえることができ、現在もさらに研究を続けて、それを深めています。現在はそれを利用して、イネをもっと役に立つ植物にしようとしているところ。さらにムギやトウモロコシなどほかの作物にイネゲノムの技術を使って、理解を深め、改良した新しい品種を生み出そうとしています。その中でそれぞれの作物の持つ特徴を決めている遺伝子を明らかにすることもできるでしょう。

そこで、今度はほかの作物の遺伝子を活用して、たとえば、ムギのように「冬でも育つイネ」、海を畑にできる「海水でも育つイネ」、水が少ない「砂漠でも育つイネ」、タンパク質やビタミンなどを含む「完全栄養のイネ」など、私たちがイメージするイネとは違うけれども、私たちの生活にとても役に立つ作物ができるようになるかもしれません。そこでは、ほかの作物の改良を含めて、遺伝子組換え技術が大活躍することになります。

夢物語のように聞こえるかもしれませんが、実現できるときは意外とすぐそこまで来ているのかもしれません。そうなる日が早く来るよう、日々私たちは研究にはげんでいます。

イネと他の作物のゲノムの研究成果を互いに応用

新しい機能をもつイネをつくるだけでなく、イネゲノムの研究を他の作物にも応用して、またその成果をイネの改良に生かす。我々の生活により役立つ、これまでに無かった作物を作り出そうとしているんだ。ゲノムについての技術が、もっと発展することを期待したいね。

PAGE TOP

Copyright © All rights reserved.