課題概要(プロジェクト研究「温暖化2006」)

地球温暖化が農林水産業に及ぼす影響評価と緩和及び適応技術の開発「温暖化2006」

対策のポイント

森林・農地等の炭素循環モデルを構築し、温暖化の緩和策に利用するとともに、温暖化が将来の農林水産業に与える影響を的確に予測します。また、生産現場で短期的に解決すべき高温障害等に適応する技術を開発します。

(農林水産業における温暖化の影響事例)
白未熟粒や粒の充実不足等による水稲の品質低下、リンゴ・ミカン等の果実の着色不良など

政策目標

・温室効果ガスの削減・吸収機能の向上
・生産現場で発生している高温障害等への早急な対応

内容

大課題1.農林水産生態系の炭素循環の解明と炭素循環モデルの開発
農林水産業における大気−樹木−土壌間の炭素動態のメカニズムを解明し、 炭素循環モデルを開発します。
大課題2.地球温暖化の進行を緩和するための技術開発
炭素循環モデルを利用した温室効果ガスの排出削減技術及び炭素吸収源機能を確保するための技術を開発します。
大課題3.地球温暖化が農林水産業に与える影響評価
主要な農林水産物の収量、品質、病害虫被害等について、気温、CO2濃度、水資源量等を総合的に考慮した温暖化影響予測モデルを構築し、想定される影響の内容・ 程度やタイムスケジュールなどについて総合的な影響予測の研究を実施します。
大課題4. 地球温暖化に適応するための技術開発
生産現場において短期的に解決すべき高温障害等に適応する生産安定技術を開発します。

実施期間

平成18年度〜平成22年度

ページ先頭へ戻る