農業技術革新工学研究センター

安全性検査

安全性検査を開始して、今年で3年目を迎えました。
安全性検査は、農業機械や農業施設を対象にして実機を確認しながら安全性が確保されているかどうかを検査する任意の制度です。

農研機構は、長年、農業機械の型式検査や安全鑑定の旧制度を通じて、安全性を含めた性能全般にわたって検査・鑑定を行ってきました。しかしながら、農作業事故が絶えない状況から、2017年(平成29年)にそれまでの制度が全て廃止されたのを受けて、新たに安全性検査制度として再出発させたものです。

これは、旧制度から認証制度の名称を単に変更させたものではありません。

国際標準化があらゆる分野で重要性を増してきた今日、ISO/IECなどの厳格な国際安全規格との整合性を積極的に図りながら、より安全な農業機械をグローバルに普及させていくために、低コストで安全・安心な持続的社会を享受できることを本来の意義として、安全性検査を通じ機械安全を一層進めてまいります。

安全性検査の種類

現在実施している検査は、次の3種類です。

●安全キャブ・フレーム検査 : 農作業死亡事故のうち、最も件数の多い乗用型トラクターによる転倒・転落事故から運転者の命を守るために装備されている「安全キャブ・安全フレーム」の部材の強度や運転席周りの安全空間が確保されているかどうかを検査します。トラクター以外では、乗用運搬機の試験にも対応しています。

●安全装備検査 : 農業機械や農業施設のあらゆる種類を対象にして、危険源に対する防護や安全装置の装備が国際規格や労働安全関係法規に照らして基準を満たしているかどうかを検査します。検査基準を上回る優れた安全装備を搭載した機械・装置には、検査合格機に★のマーク(2個)を付けることで、ユーザーが安心してより安全な機械を選べるようにしています。

●ロボット・自動化農機検査 : 直進や枕地の自動操舵運転やロボットトラクターなどの無人運転ができる先進的な機械が現場に安心して普及していけるように、人・障害物の検出機能等について検査します。

検査依頼者・設計者の皆様へ

ニューアプローチ指令の大きな特徴の一つは、メーカの自己責任原則に立脚した規制です。規定されている必須要求事項を参照し、該当項目の全てに適合することが説明できなければなりません。また、参照すべき規格に明確な定義がない、あるいは必須要求事項を全てカバーしていない場合であっても、(1)リスクアセスメントを行って危険源を見つけ出す、(2)その危険源に対して3 ステップメソッドに則ったリスク低減を行う、(3)安全の目標はstate of the art であるべきとのISO/IEC Guide 51に基づく作業は、安全設計説明書を作成する場合の基本的な考え方となります。

なお、今年度の安全性検査は、下記の期間で、常時、受け付けます。

令和2年5月7日(木)より 令和3年3月5日(金)まで

農業者の皆様へ

安全性検査に合格した農業機械は、従前の認証制度における鑑定よりも、さらに基準を強化した検査にクリアしたものです。
HPの安全性検査合格機一覧を是非御覧いただき導入時の参考にして下さい。
また、合格した機械には、下記の認証シールが機体に貼られていますので、購入時にチェックされることをお勧めします。

公共事業等で農業機械を導入される自治体、又は大学・公的機関のご担当者様へ

国内においては、農業機械の認証制度は安全性検査以外にありません。安全規格に基づく到達技術状況を基礎とした考え方に立っており、安全性検査に合格した機械が現状においては安全性の点で優れている機械となります。
事業等の導入選定の際には、是非、安全性検査合格機の中から対象要件とされることをお勧めします。
なお、型式検査合格機や安全鑑定適合機の旧制度のもとで認証された機械については、その認証上の効力はありませんのでご留意下さい。

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実施規程一覧

農業機械安全性検査実施規程

○ 添付ファイル :
30規程167 : 農業機械安全性検査実施規程 [PDF : 105kb](令和元年12月9日施行)
30革新第0614004-2:農業機械安全性検査実施要領 [PDF : 285kb](令和2年4月1日施行)
農業機械安全装備検査-2019年基準-_Ver2.0 [PDF : 1.1MB](令和2年4月改訂版)

農業機械一般性能試験実施規程

○ 添付ファイル :
30規程168 : 農業機械一般性能試験実施規程 [PDF : 83kb](令和元年12月9日施行)

OECDテスト実施規程

○ 添付ファイル :
30規程169 : OECDテスト実施規程 [PDF : 89kb](令和元年12月9日施行)

農耕作業用自動車等機能確認実施規程

○ 添付ファイル :
15規程071 : 農耕作業用自動車等機能確認実施規程 [PDF : 70kb](令和元年12月9日施行)

農業機械化促進業務技術指導実施規程

○ 添付ファイル :
15規程072 : 農業機械化促進業務技術指導実施規程 [PDF : 71kb](令和元年12月9日施行)

安全性検査の受検方法

今年度に安全性検査等の受検を希望される方は、下記の申込み案内をご覧下さい。

令和2年度 安全性検査等申込み案内

○ 添付ファイル :
R02年度安全性検査等申込み案内_Ver1.0 [PDF : 1.08MB](令和2年4月30日版)
様式1_農業機械安全性検査依頼書 [WORD : 17.0kb](令和2年4月1日改訂版)
様式12_辞退届 [WORD : 16.4kb]

検査等の相談窓口

安全性検査、一般性能試験、OECDテスト、農耕作業用自動車等機能確認などを受検される際、これらの検査等に関するご相談がございましたら、下記へお問合せ下さい。

■ 窓口共通メールアドレス

naro_kensa [アット] naro.affrc.go.jp [アット]を@に置き換えてください

■ 各検査担当連絡先



担当者 電 話
総 合 安全検査部長
藤井 幸人
048 - 654 - 7044
安全キャブ・フレーム検査 作業機安全評価ユニット長
塚本 茂善
048 - 654 - 7110
安全装備検査 原動機(トラクター)、ほか
単軌条運搬機、刈払機等の
付随試験を要する機械等
性能評価ユニット長
手島 司
048 - 654 - 7102
移植、野菜、特用作物、防除
等のプレハーベスト用機械
ロボット安全評価ユニット長
紺屋 秀之
048 - 654 - 7106
収穫、乾燥・調製等のポスト
ハーベスト用及び畜産機械
作業機安全評価ユニット長
塚本 茂善
048 - 654 - 7110
ロボット・自動化農機検査 ロボット安全評価ユニット長
紺屋 秀之
048 - 654 - 7106
一般性能試験 安全キャブ・フレーム 作業機安全評価ユニット長
塚本 茂善
048 - 654 - 7110
上記以外、全て 事務窓口担当
高橋 弘行
048 - 654 - 7127
OECDテスト 作業機安全評価ユニット長
塚本 茂善
048 - 654 - 7110
農耕作業用自動車等機能確認
特定特殊自動車の検査
性能評価ユニット長
手島 司
048 - 654 - 7102

■ 安全検査部共通FAX番号

FAX : 048 - 654 - 7135

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