「旬」の話題

食のブランド・ニッポン2012

農研機構は、平成24年11月27日(火曜日)、東京台場で「食のブランド・ニッポン2012」を開催いたします。このイベントは、私たちの研究開発の成果である新食材や新技術を小売業者、食品産業事業者、料理関係者等の皆様にお知らせし、新たなビジネスにつなげて頂くことを目的としています。

昨年開催したブランド・ニッポン2011 で、クッキングトマト「すずこま」の土佐煮を説明をするホテル日航東京の齋藤統括料理長(写真提供:日本農業新聞)第I部の講演会・セミナーでは、昭和学院短期大学学長、日本調理科学会元会長である畑江敬子先生による基調講演と、研究者による新食材などの紹介セミナーを行います。

第II部の交流会では、新しく開発された食材を使ったホテル日航東京のシェフによる創作料理をブッフェ方式でご賞味いただきます。また、料理に使用した食材や開発した技術をポスターなどで紹介いたします。

「食のブランド・ニッポン2012」について

今年の秋は、各メディアで「渋皮が剥きやすいクリ」、「コンパクトで買い物袋に入りやすいネギ」、「高温に強い高品質のお米」などが紹介され話題となりました。「食のブランド・ニッポン2012」では、これらの品種を含め30品目以上の新品種・新食材を紹介します。関連する事業者の皆様の御参加をお待ちしております。また、開催結果については、農研機構ウェブサイトでお知らせすることとしております。

ぽろたん(クリ)

加熱前にナイフで傷を付け、電子レンジで2分間加熱した果実

純粋なニホングリですが、ナイフで傷をつけ軽く加熱することでチュウゴクグリ並みに渋皮が簡単に剥けます。果実の大きさは30g 程度と大きく、肉質は粉質で優れ、甘味や香気も多く食味も良好です。焼き栗、マロングラッセ、甘露煮、栗ご飯、ケーキなどの加工に適します。

わらべシリーズ(ネギ)

「ゆめわらべ」(左3本)と「ふゆわらべ」(右2本)

コンパクトな長さに仕上がるため、通常のネギより持ち運び・収納に便利で、少人数家庭でも使いやすいネギです。また、辛味が少なく軟らかいため、緑の葉身部までまるごと食べられます。品種は「ゆめわらべ」及び「ふゆわらべ」です。

にこまる(コメ)

高温年の玄米(左:にこまる、右:ヒノヒカリ)

高温年でも白未熟粒の発生が少なく品質が優れています。また、高温年でも収量が安定して多収です。食味は、つやが良く粘りが強く、「米の食味ランキング」で長崎産の「にこまる」が4年連続で最高級の「特A」評価を受けています。

報道機関での紹介

  • NHK総合テレビ「おはよう日本」(平成24年9月7日):「にこまる」を紹介
  • 日本経済新聞(平成24年9月16日 朝刊):「ぽろたん」、「ゆめわらべ」を紹介
  • TBSテレビ「ひるおび」(平成24年9月20日):「ぽろたん」、「ゆめわらべ」を紹介
  • TBSテレビ「はなまるマーケット」(平成24年10月19日):「ぽろたん」を紹介