- 中生の白肉モモ品種で、果実は円形、地色は白色、果面ほぼ全体に縞状の着色が見られます。外観は良好で無袋栽培が可能です。
主要特性
- 満開から113日後、「あかつき」の約10日後に収穫される中生の白肉モモ品種です。
- 果実は円形で、地色は白色、果面ほぼ全体に縞状の着色が見られ、外観は良好で無袋栽培が可能です。
- 果実重は250 g程度で、大玉生産が可能です。
- 果肉は白色、溶質でしまり、日持ち性は良好です。
- 核は粘核で、核周囲及び果肉内に紅色素が比較的多く入ります。
- 果汁は多く、糖度は12~13%と「あかつき」並みで食味は良好です。

図1 「よしひめ」の果実

図2 「よしひめ」の結実状況

図3 「よしひめ」の花


出願番号 (出願日) |
公表日 |
登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
3824
(1990年3月31日) |
1900年1月 1日 |
3586
(1993年7月27日) |
(満了日:2011年7月28日) |
交配組み合わせ |
旧系統名 |
「21-18」(中津白桃×布目早生) × ‘あかつき’(21-18(なかつはくとう×ぬのめわせ)×あかつき) |
モモ筑波89号 |
栽培適地
- 結実が良好で豊産性で病害虫の被害も比較的少なく、栽培が容易なので、栽培の適地は広いと考えられますが、果実の外観が優れ安定した収量の得られる西日本における普及が期待されます。
農林認定品種(旧:命名登録品種)
登録番号 : もも農林19号
登録年月日 : 1990年6月22日
育成担当者
吉田雅夫・京谷英壽・山口正己・西田光男・石澤ゆり・西村幸一・小園照雄
発表論文
果樹試験場報告 23号, p.1-12(1992-04): モモ新品種'よしひめ'